本プロジェクトは、測域センサを使用して「全身を使った没入感の高いコンテンツ制作」を目指しました。
センサの「高精度な位置データ」をゲーム内の「リアルタイムな物理・エフェクト処理」に直結させる技術的な挑戦を行っています。

使用した機材とソフトウェア

【測域センサ】　HOKUYO UST-10LX
【映像出力】　プロジェクター
【ゲームエンジン】　Godot 4.1
【素材作成】　Blender , AfterEffects , Illustrator

Godotを選んだ理由

・動作が軽快で試作サイクルを回しやすい
・無料・オープンソースで使いやすい
・C#で開発でき、将来的にUnityへ移行しやすい

ゲームバランスの調整には、想像以上に時間をかけました。
主に調整した項目は次の通りです。

・絵柄の表示サイズ
・当たり判定の大きさ
・アイテムが消える速度（消失時間）
・落下速度（加速度／定速）
・スポーン間隔

これらは見た目や操作感、プレイ時間に直結するため、都度実行して動かしながら微調整を繰り返しました。
Godotは起動と実行が非常に高速なため、ゲームバランスの調整結果を即座に確認でき、開発効率が大幅に向上しました。

ゲーム概要

画面上に並んだ同じ絵柄の食べ物を3つ以上なぞってつなげることで消していきます。連鎖を狙うことで高得点を獲得できます。

画面左下のカゴがいっぱいになると、食べ物ごとの特殊演出が始まり、たくさんの食べ物を消去します。